出会い系サイトに関する法律が制定されたこと機会に、中学生・高校生など18歳未満の児童が「犯罪の被害者」や「犯罪を犯すこと」にならないよう、親子で「パソコン・携帯電話の使い方」や「出会い系サイトの危険性」などについて話し合ってみてはいかかでしょう。また「ひったくり」などの犯罪は前出の表のとおり平成14年罪種別発生件数東京都23区内で2位の多さとなっていますが、このうち65〜70%が少年であるとの報告があります。地域や家庭が少年犯罪に目を向けて取り組むことで、「犯罪の被害者」や「犯罪を犯すこと」にならないばかりでなく犯罪の無い安全で住みよいやさしい町になっていくことでしょう。
防犯講習会〜躾とモラル「おにぎり一個で応援できる」(講師:松本氏 事務局要約)
重大事件、凶悪犯罪を引き起こしてしまった青少年と向き合って話してみると意外な共通点があることに気付きました。?家で食事をしたことが無い。?両親の喧嘩を見るのがイヤ(見たくなかった)。?親と話がしたかったが機会が無かった。と言うことです。みな一様にこの3つのことを上げるのです。親も忙しくまた子供のためにもがんばって働いているのですが、なかなか子が思うように出来なかったのでしょうか。家で食事をしないということは外食かコンビニ弁当を外で済ませていたと言うことでしょうか。また両親にも余裕がなくなってしまっていたのでしょうか。夫婦である以上遠慮会釈無く、分かり合ったもの同士、何でも言い合える仲と言うのは、うらやましい限りでありますが、何でも言い合えると言っても「夫婦喧嘩」は最低限子供の前では控えてあげたいものです。また相手のいないところで「なじったり」「けなしたり」と言う行為を子供はしっかり見て心を痛めています。「お父さんがんばってて偉いね」「母さんも大変だね感謝しなきゃ」と相手がいない時ほど子供にこう語りかけてあげたいものです。それが親子の会話の糸口にでもなれば素晴らしいことでしょう。ある少年は「遠足や運動会でさえコンビニ弁当を持たされた」いいます。親もがんばり子もがんばる中で起きた止むを得ないことだったのかもしれませんが、こんな時こそ「おにぎり一個で応援できる」ことがあると思います。どうぞ手抜きをしないでおかずはともかくおにぎり一個でいいのです。できれば一番多感で不安定な中学3年間をしっかり愛情でつつみ、躾けてあげて欲しいと思います。「躾」と言う言葉は身を美しくと書きます。もとは「しつけ糸」から来ているそうです。正しく綺麗に縫うために仮にしつける訳ですが、我が子の将来の為にしっかりとしつけてあげてください。また親のモラルが低下していると言うことをよく耳にされませんか。「親の背を見て子は育つ」といわれますが、私達親もモラルの向上を意識しながらよりよい大人でありたいと思うのです。躾に関して言い忘れましたが「説教は10分まで」といいます。あまりくどくどと続けることは効果的といえないようです。大人だっていやですものね(笑)
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